カフェインと聞くとコーヒーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
しかしながらカフェインを含む飲料はコーヒーを含め意外と多く、そのためカフェインを除去した製品もいろいろ販売されています!
ここではデカフェなどの言葉の意味とカフェイン除去方法の説明、そしてデカフェされたコーヒーや紅茶などを紹介したいと思います。
デカフェ・カフェインフリーとか色々あるけど?
カフェインの量を減らしたり、含んでいない物に関して、現在いろいろな表記がなされています。ネットで見かけるのが以下の4種ですね。
・デカフェ(decaffeinated)
・カフェインレス(caffeine-less)
・ノンカフェイン(non-caffeinated)
・カフェインフリー(caffeine-free)
ですが、カフェインレスやノンカフェインは和製英語のようです。これらの表記の場合は販売店に確認したほうがいいかもしれません。
デカフェとは?
デカフェとはカフェイン含有物からカフェインを一定量除いたものを言います。デカフェの定義は国などで差があり、日本では10%以下程度となっているようです。
デカフェ方法にはいくつかの方法がありますので、後述いたします。
カフェインフリーとは?
カフェインフリーとは元々カフェインが含まれていないもの。例えばたんぽぽコーヒーのように、もともとカフェインが含まれてないものを指すようです。
デカフェされて、完全にカフェインを落とせれたらデカフェ飲料もこちらに入るかもしれませんが、そこまでカフェインを除くのは難しいようです。
デカフェの種類と方法
デカフェには基本的に3つの種類があります。
有機溶媒抽出
最も古いカフェイン抽出法です。有機溶媒に浸けることでカフェインを抽出・除去します。現在は『ジクロロメタン』と呼ばれる有機溶媒を用いて行われることが多いようです。
有機溶媒を使用しているため安全性が気になるし、いい成分の流出も多いです。よって、この過程で作られた製品はおすすめできません。
水抽出
水抽出は、まず水でコーヒー豆からカフェインを抽出します。その後、その水を有機溶媒でカフェインを取り除きます。再度、有機溶媒を取り除いた水をコーヒー豆に戻します。
一度、水をはさむため安全性は高まりますが、有機溶媒を使っているのが気になってしまいます。
超臨界二酸化炭素抽出
超臨界二酸化炭素抽出は、まず人工的に二酸化炭素を超臨界流体と呼ばれる気体と液体の両方の性質を兼ね備えた状態にします。それを用いてカフェンを抽出・除去します。
二酸化炭素は空気中にも大量に含まれる物なので、安全性の高い除去方法ですね。
この抽出法で作られたデカフェ製品がおすすめです!
液体二酸化炭素抽出法
超臨界二酸化炭素抽出が進化して『液体二酸化炭素抽出法』という方法になっていました。
まだこの方法でデカフェできる産地は限られていますが、超臨界二酸化炭素抽出より低温で処理できるため、香りがさらによくなるようです。
カフェインを含む飲料の種類
カフェインを含む飲料は意外と多いんです!
コーヒーはよく知られていると思いますが、お茶(特に玉露や抹茶)やココアなどもカフェインが含まれています。
また、栄養剤やジュースなどにも含まれていたりするのでカフェインがダメな人は注意が必要です。成分表示をしっかり確認しましょう。
カフェインを抑えたいなら。
お茶であればほうじ茶だとかなりカフェイン含量が少なくなります。火を通すことによってカフェインが減少するんですね。
また、全くカフェインを取りたくないのであれば、麦茶や黒豆茶などがおすすめです。
私も以下の商品を試しに買ってみましたが、値段も安く、普通に美味しかったのでおすすめです。
また、紅茶にもデカフェ製品があります。以下のように、安全性の高い『超臨界二酸化炭素抽出』で処理された紅茶が販売されています。
デカフェ製品まとめ
コーヒーは当然として、普段飲んでいるお茶にもカフェインが含まれているのに驚きますよね。なるべく夜間はカフェインが少ないほうじ茶や、カフェインフリーの黒豆茶などを飲んでいこうと思います。
また、ネスプレッソにもカフェインレスのカプセルが販売されていますよ。ですが、豆からコーヒーを入れる場合は全自動のコーヒーメーカーがオススメです。