国産ワインが飲みたくなって探していたら、『マスカット・ベーリーA』というブドウ品種を使った赤ワインを見つけました。
ラベルを読んでみると日本固有品種とのこと。これはちょっと飲んでみたいと思って購入してみました。以下にマスカット・ベーリーAを飲んだ感想と、どんな種類があるのかをまとめました。
マスカット・ベーリーAという品種
マスカット・ベーリーAは日本で生まれた品種です。今回、マスカット・ベーリーAを使用したワインを購入しましたが、加工だけでなく生食でも食べられている品種です。
日本で1000t以上が生産され、7〜8割程度がワインに加工されています。果皮も厚く、病気に強いので日本で栽培しやすいんでしょうね。
マスカット・ベーリーAは『ベーリー』と『マスカット・ハンブルグ』の交配によって日本で生まれた品種です。ちなみに『ベーリー』はアメリカブドウのラブルスカ種で、『マスカット・ハンブルグ』ヨーロッパブドウのヴィニフェラ種です。
マスカット・ベーリーAワインの味とマリアージュ
マスカット・ベーリーAで作られたワインを飲んでみました。ワイン自体は以下の写真のような色でちょっと色素が薄い感じですね。これは製品で異なってくるかもしれませんが。
味も香りもマイルドでまったりとしていて飲みやすい。あまりクセがないけど酸味がちょっとあるなって感じでした。どんな食事がマリアージュとしていいのかちょっと試してみました。
まずは焼肉との組み合わせです。試してみましたが何かちょっと違う感じでした。
次はフルーツとの組み合わせです。庭で収穫したブルーベリーを合わせてみました。熟してから収穫しているのでワインの方が酸味が強く、ちょっと合いません。
わからなくなってきて、赤ワインだけどオリーブオイルで漬けたツナ缶を試してみました。そうするとオリーブオイルで酸味を感じるのが抑えられ、のみやすくなりました。
ちょっと黒胡椒とマヨネーズを加えて味を濃くしたりなども試してみました。
酸味があるこういうタイプを飲みなれていないなら、さっぱり系の食品に油を加え、ちょっと酸味をやわらげる食事を合わせるがよさそうです。
今回はオリーブオイル漬けのツナ缶を試してみましたが、鳥もも肉とオリーブオイルを利用した料理なんか合いそうな気がしました。また今度、挑戦してみようと思います。
マスカット・ベーリーAを使ったワイン
国産のマスカット・ベーリーAを使ったワインがどれぐらい種類があるのかちょっと調べてみました。
シャトー酒折のマスカットベーリーAワイン
山梨県甲府市にあるシャトー酒折ワイナリーのマスカットベーリーAを使用したワインです。
岩の原葡萄園のマスカットベーリーAワイン
新潟県上越市にある岩の原葡萄園のマスカットベーリーAを使用したワインです。
仲村わいんのマスカットベーリーAワイン
大阪府大阪市にある仲村わいんのマスカットベーリーAを使用したワインです。
岡山ワイナリーのマスカットベーリーAワイン
岡山県赤磐市にある岡山ワイナリー(サッポロビール)のマスカットベーリーAを使用したワインです。
登美の丘ワイナリーのマスカットベーリーAワイン
山梨県甲斐市にある登美の丘ワイナリー(サントリー)のマスカットベーリーAを使用したワインです。今回飲んだのがこれですね!
琵琶湖ワイナリーのマスカットベーリーAワイン
滋賀県栗東市にある琵琶湖ワイナリー(太田酒造)のマスカットベーリーAを使用したワインです。
全て書き出そうと思ったら、意外と量があって書ききれませんでした。とりあえず参考までにこれだけ書き出しておきます。
まとめ
知らなかったけど、意外と国内の生産量が多い『マスカット・ベーリーA』。いいマリアージュを見つけて美味しく楽しみたいですね。
ほろよいさん
これ以外にも日本で品種改良されたブドウ品種から作られるワインがあります。今後、いろいろな日本の品種のワインを楽しんでいきたいと思います。