いつでも気軽に自分で健康と思えるドリンクを作って飲みたいため、生ではなく、加工品を中心とした世界のフルーツ素材をまとめました。
青果で置いて置くのは難しいし、手に入らない物もありますからね。最近のドリンク作りでは冷凍ブルーベリーやマキベリーパウダーを使うことが多いです。
ですが、世界にはいろんなフルーツがあります。いろんなフルーツを組み合わせて自分にあった健康にいいと思える最高のドリンクを作りたいですね。
以下にフルーツの種類と特徴的な成分、そして家庭で植えれる苗木があるかなどについて調べました。できたら完熟の果実を使うのが一番おいしいし、農薬などの面でも安心ですからね。
青汁系素材とナッツ系素材は別にまとめています。
→【炭酸で爆発注意】青汁やスムージーの種類と成分
世界のフルーツとドリンク素材
まずはジュースにしやすい粉末や液体系の素材を探してみました。すぐにジュースにできて消化負担があまりなく、飲みやすい物にしたい。あと、知らない人がみるとどんな果樹かわからないと思うので、苗木リンクも付け加えました。
アテモヤ
チェリモヤとバンレイシ(シャカトウ)とをかけ合わせて作られた追熟成のフルーツです。ビタミンB6やカリウムが多い。パウダーもジュースも見当たらず。
アケビ
つる性で熟すと外皮が割れるタイプの果実を結実します。内部の果肉にはビタミンCが多いですが、果皮もカリウムが多く含まれています。
パウダーもエキスも見当たりません。
アサイー
ブラジル原産のヤシ科植物から取れる果実です。外見は海辺にあるヤシの木と同じ感じです。ポリフェノール含有量が高いです。
アセロラ
日本でも沖縄に導入されている常緑低木。熟すと赤い果実になります。ビタミンCの含量が多い。
国産のアセロラピューレ。
アボカド
スーパーでもよく並ぶようになった果実。日本でもいくつか栽培されています。不飽和脂肪酸の含量が高いです。また、ビタミンEが豊富に含まれます。
粉末やジュースはないですが、アボカドオイルとしての利用がよさそうですね。
アロニア(チョークベリー)
北米原産のバラ科の落葉低木。黒すぐりに似た果実をつけます。ポリフェノールが豊富。
パウダーがありました。
アンズ(アプリコット)
バラ科の落葉小高木。青森や長野で多く生産されています。β-カロテンが多く含まれています。
果実のパウダーや100%ジュースは見つからなかったけど、以下のようなジュースはありました。
甜杏仁
アンズの種の中の核をすりつぶしたもの。杏仁豆腐に使われる製品ですね。
イチジク
クワ科の落葉高木。柑橘類同様幹に入るが、基本的に成長も早く2年目からおいしい果実が取れる果樹。糖度は果実の中でトップじゃないかな? 熟した果実はめっちゃ甘いです。家庭で育てる場合は、夏果専用品種などがあることを知らず、枝の切り方を知らないと果実がならないというオチになるので注意してください。果実はミネラルと水溶性繊維質が豊富です。
国産の100%ジュースがありました。パウダーは粘性が出るのか見当たりません。
ウメ
バラ科の落葉高木。和歌山県の南高梅が有名ですね。クエン酸やリンゴ酸などの有機酸含量が高いです。
梅干しパウダー。すっぱそう。
梅ジュース。買うのもいいけど、梅と砂糖だけで梅シロップを作り、それを希釈してジュースとして飲むのもおすすめ。
梅肉エキスは粘性が高いのでジュースには不向きかな。
エルダーベリー(西洋ニワトコ)
レンプクソウ科の植物。黒い果実をならせます。斑入りのものもあり、結構強い植物です。エルダーベリーにはポリフェノール、フラワーにはフェノール酸が含まれています。
エルダーフラワーのエキス。
パウダーやエキスはありませんでしたが、はちみつとのコラボ製品がありました。
カキ
カキノキ科の落葉樹。庭木にもいいけど、イラガの幼虫がくると大変。カルテノイドが多く含まれています。
国産柿のピューレ。
カラント(すぐり)
すぐり科の常緑(落葉)果樹。房状に果実がなります。色々な色の果実があります。以下に分けて記載します。ビタミンCやカリウムが多く含まれています。
ブラックカラント(カシス)
別名カシス。お酒などに使われています。青森などでも作られています。
濃縮還元だけどエキスもありますね。使い切りサイズがいいですね。
レッドカラント
赤い色のカラント(すぐり)です。
レッドカラントのピューレ。
ホワイトカラント
商品見当たらずです。。。
カリン
バラ科の落葉高木です。果実は大きくカチカチです。果実にアミグダバリンという成分を含んでいます。
カリンエキスです。
カムカム
フトモモ科の常緑低木です。ビタミンCが豊富な赤紫色の果実です。パウダーがありました。
キウイフルーツ(ベビーキウイ)
マタタビ科のつる性植物。追熟成果実なので、柔らかくなってから食べるのがいいいです。ビタミンCやカリウムが多く含まれています。不思議なもので、スーパーにいつもあるからかピューレや粉末製品などが見当たりませんでした。出来上がり製品は見つかったけどね。
キワノ
ウリ科のつる性植物。トゲに注意!! ゼリー状の果肉です。ビタミンEやマグネシウムが多いです。果肉性状もあると思いますが、これを使ったパウダーやジュースはありませんでした。
柑橘系
柑橘系を書き出すと長くなるので、ここはゆずだけにしておきます。ゆずはミカン科の常緑小高木です。トゲが多いです。ビタミンCが多く含まれます。
国産無添加のゆずパウダー。
グアバ
フトモモ科の低木。ビタミンCやカリウムが多く含まれます。(なお、ストロベリーグアバは別物です。) また、ポリフェノールが多いのは葉の方ですよ。
100%無添加のジュースがありました。
グレープ(ブドウ)
ブドウ科のつる性落葉果樹。青果を食べるものからワイン用のまであります。ワイン用ならマスカットベリーAが有名かな?
国産100果汁ジュース
山ぶどうを使ったノンアルコールワイン。これは珍しい。
クランベリー
ツツジ科の常緑低木。小さな果樹です。赤い小さな果実がなります。ポリフェノールやビタミンCが多く含まれています。
クランベリー果汁ジュース
ザクロ
ミソハギ科の落葉小高木。トゲが多いです。果実を生食することはあまりないと思いますが、種無しタイプのザクロも販売されています。ビタミンCやカリウムが多めに含まれています。
ザクロの100果汁ジュース。
シーベリー(サジ、シーバックソーン)
グミ科の落葉低木。トゲが多いです。小さく細かな黄色い果実がなります。
北海道で作られた100%ジュース。
ジャボチカバ
幹からちょくせつ果実がなる珍しい果実。赤黒い果実がなるフトモモ科の常緑高木です。収穫後は早めに食べる必要性があります。製品は見つかりません。
ジューンベリー
バラ科の小木。小さな赤い果実をならします。アントシアニンが多く含まれます。
スターフルーツ
カタバミ科の常緑木本。カットすると星の形に見えます。カリウムが多く含まれています。
パウダーやジュースは販売されていないようです。
スモモ(プラム、プルーン)
バラ科の落葉小高木。ビタミンEの量が多いです。
国産のジュース。
スイカ
ウリ科のつる性一年草。β-カロテンとリコピンが多く含まれています。ジュースぐらいあるかと思ったら見かけなくてびっくり!!
ストロベリー(いちご)
バラ科の多年草です。最近は四季なりいちごも販売されていますよね。ビタミンCやポリフェノールが多く含まれます。
国産の100%果汁ジュースやいちごパウダーがありますね。
チェリモヤ
バンレイシ科の果樹。ビタミンCやカリウムが多く含まれます。
チェリー(さくらんぼ)
バラ科の果樹。特徴的な成分はなくバランスがいい感じですね。けど、入ってるだけで高級感があるなぁ。最近は暖地桜桃とかも増えてきましたね。
さくらんぼ100%ジュース。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)
サボテン科の植物で、果実がなってないとただのサボテンにしか見えません。低カロリーでカリウムが多く含まれる果実です。白と赤の果肉タイプがあり、赤はポリフェノールが多く含まれています。
パウダーもありました。
ドリアン
アオイ科の果樹。匂いで有名になった果実ですね。ビタミンB1のが多く含まれています。さすがにドリアンのジュースやパウダーは見つかりませんでした。
ナシ(西洋梨)
バラ科の果樹。追熟型の西洋梨などもあります。ソルビトールやカリウムを多く含みます。
国産の100%ジュースがありました。
ナツメ
乾燥前の果実はりんごみたいで美味しいよ!
パイナップル
パイナップル科の多年草です。ビタミンB1を多く含みます。最近だと手でちぎって食べるスナックパインなどが人気ですね。
パイナップル100%ジュースがありました。
パパイヤ
パパイア科の常緑小高木です。ビタミンAを多く含み、イソチオシアネートも含みます。越冬を考えないのであれば、サラダなどに青い果実を使って楽しむのもありですね。
青パパイヤのパウダーなどが加工品として販売されています。
バオバブ
アオイ科の果樹?豆系と言ってもいいかも。ゴツい外皮を開けると白い果肉があります。ビタミンCとカルシウムを多く含みます。日本にも苗木があってビックリしました。
パウダーがありました。
ハスカップ(ハニーベリー)
スイカズラ科の落葉低木です。青く小さい長丸の果実をつけます。鉄分やポリフェノールが多く含まれています。
北海道産ハスカップジュースがありました。
パッションフルーツ(クダモノトケイソウ)
トケイソウ科のつる性植物です。カロテンやビタミンB6が多く含まれています。
パウダーがありました。ただ、果汁とタンパク質分解物の組み合わせですね。果肉がゼリー状なので仕方ないですが。
パッションフルーツジュースがありました。
バナナ
バショウ科の多年草。カリウムが多く含まれています。
果実をカットして冷凍保存でいいと思いますが、スペースがないときはパウダーでいいかな。
ビワ
バラ科の常緑高木です。β-カロテンを多く含みます。葉やタネの粉末はありますが、果実のパウダーやジュースなどはありませんでした。
ビルベリー
ツツジ科の果樹。ブルーベリーの近縁種で似たような果実をつけます。樹高は低く、道具を使い収穫されます。ブルーベリーと違い、果肉まで色がついており、ポリフェノールが多く含まれています。
パウダーがありました。
果汁100%ジュースもありました。
ピーチ(もも・ネクタリン)
バラ科の落葉小高木です。カリウムが多く含まれています。面白い形のモモもあります。
国産果汁100%のジュースがありました。
フェイジョア
追熟が必要な果実
ブラックベリー
バラ科のつる性果樹。ポリフェノールやビタミンEが多く含まれています。
国産のブラックベリージュースがあるのですが、現在は販売停止中です。
ブルーベリー
ツツジ科の落葉果樹。ポリフェノールの一種であるアントシアニンがこの果実から有名になりましたよね。
国産果汁100%のブルーベリージュースがありました。
マルベリー(桑の実)
クワ科の果樹です。黒い果実がなります。ポリフェノールを多く含み、GABAも含有しております。
桑の果実100%のジュースがありました。
マルメロ
バラ科の落葉高木。カリンと似ています。カリウムが多く含まれています。
パウダーやジュースは見当たらず、加工品のみでした。
マンゴスチン
フクギ属の常緑高木です。紫色の小さめの果実の中に白い実が入っています。ビタミンB1を多く含んでいます。
マンゴスチンの100%ジュースがありました。
マンゴー
ウルシ科の果樹。かぶれに注意する必要性があります。ビタミンE葉酸などが多いです。
マンゴーのパウダーがありました。
100%のマンゴージュースがありました。
ムベ
アケビ科の常緑つる性植物。アケビと違い果皮が割れません。成分不明。
メロン
ウリ科の果実です。カリウムを多く含んでいます。
メロンピューレが使いやすそうです。
ユスラウメ
バラ科の小果樹。クエン酸を多く含みます。赤と白の果実タイプがあります。加工品は見当たりませんでした。
ライチ
ムクロジ科の果樹。果皮がゴツゴツした感じの赤く小さな果実です。
ライチの100%ジュースがありました。
ラズベリー
バラ科の小果樹。家に買うならとげなしがいいです。エラグさんやポリフェノールなどを多く含みます。
ラズベリーパウダーがありました。
ルクマ
アカテツ科の果樹。β-カロテンやナイアシンを多く含みます。パウダーがありました。
参考にしたい成分表示サイト
栄養成分はいろんなサイトを見たほうがいいです。また、栄養価は品種によっても大きく異なるのでその辺を加味しないとダメです。まぁ、製品に表記されているものも多いので、製品のサイトを見るのも一つの手です。
・カロリー slim
・旬の素材百科
・食品成分データベース
世界のフルーツ素材まとめ
いろいろな種類のフルーツがあり、フルーツパウダーが作られているんですね。海外のフルーツはなかなか目にしない種類もありますね。
フルーツパウダーを飲み物にいれるなら、手で混ぜるよりミキサーなどを利用する方がダマにならず、キレイに作れておいしく飲みやすいです。
→小型で静かなミキサーならサイレントミルサーがおすすめ!
→ミキサーの音がうるさいっ! マンションでは消音装置付きのミキサーを選ぼう。
また、植物性ミルクと合わせたり、カロリー0など特徴ある植物性甘味料と合わせるのもおいしいです。植物性ミルクを加え、デカフェしたコーヒーなどと合わせるのもおしゃれでいいですね。
寒天を加えたり、オーガニックシリアルと合わせて食べるのもいいですね! あと、料理の腕に自信がある人なら分子調理を試すのもありだと思います。うまくあきないように継続して飲んでいきたいですね!
→分子ガストロノミー器具(分子調理器具)の種類と原理を利用した家庭用代用品